トレニアの花

 この2、3年の間にトレニアを見る機会がめっきり減った。もっとあちこちで見られたのだが、随分少なくなった。それでも、トレニアは春から晩秋まで暑い夏にも負けずに、花を咲かせてくれる。2~3cm程度のスミレに似た花を株いっぱいに咲かせることから、別名「夏スミレ」、「ハナウリクサ」とも呼ばれている。

 トレニアインドシナ半島原産の一年生植物で、湾岸地域でもよく栽培されてきた。トレニア属特有の筒状の花を次々につけ、その花色は紫色、赤色、白色などがある。トレニアの花はトレニア属特有の筒状の花で、左右相称の筒状花で、花弁は5裂(上唇2裂、下唇3裂)している(画像)。