この2、3年の間にトレニアを見る機会がめっきり減った。以前はもっとあちこちで見られたのだが、随分少なくなった気がしてならない。それでも、トレニアは春から晩秋まで暑い夏にも負けずに、花を咲かせてくれる。2~3cm程度のスミレに似た花を株いっぱいに咲かせることから、別名は「ナツスミレ」、「ハナウリクサ」。今年の夏の暑さは強烈だが、トレニアの小さな花姿はその蒸し暑さを暫し、忘れさせてくれる。だが、それはほんの一瞬でしかなく、すぐ蒸し暑さの世界に引き戻される。
トレニアはツルウリクサ属の一年草もしくは多年草。トレニアの唇の形をした花は初夏から晩秋までの長い間楽しむことができ、グランドカバーにも最適。別名の「ハナウリクサ(花瓜草)」は、果実の形をマクワウリに喩えた命名だが、花姿がスミレに似ていることから、「ナツスミレ(夏菫)」という和名もある。トレニアは東南アジアからアフリカの広い地域に分布する。


