トレニアとクロウリハムシ

 トレニアはツルウリクサ属の一年草、または多年草で、東南アジアからアフリカの広い地域に分布しています。トレニアの緑色の葉は鮮やかで、唇形をした花は初夏から晩秋までの長い間私たちを楽しませてくれます。

 別名は「ハナウリクサ(花瓜草)」ですが、花姿がスミレに似ていることから、「ナツスミレ(夏菫)」という和名もあります。秋が深まり出した今も、トレニアの小さな花の美しさを楽しむことができます。

トレニアの花の上にいるクロウリハムシは頭と前胸がオレンジ色で、上翅と肢が黒いヒゲナガハムシの仲間。葉を丸く傷をつけてから、中の葉を食べるのがクロウリハムシの特徴で、この食べ方は植物が出す苦みや粘りを遮断すると言われています。