キムネクマバチ(クマバチ)とキオビツチバチ

 花が咲き、そこにハチが集まる。まだこんな地上の風景を見ることができる。戦争があり、温暖化が進行していても、その風景はこれまで私たちが見慣れたもの。嵐の前の静けさなのかも知れない。

 キムネクマバチ(クマバチ)の体長は20-24mm。ずんぐりとした体型で、重そうに飛ぶハチ。体は黒色で、胸部には黄色い毛が密生する。色々な花を訪れて、花粉や蜜を集める。

 キオビツチバチの体長は15~25mm。体は黒色で、腹部に大きな黄色い紋があるツチバチの仲間。オスの触角は長く、前翅長の3分の2ぐらいある(画像)。幼虫は、コガネムシの幼虫を食べて育つ。

*画像の花は順に次の通り

ラベンダー:地中海沿岸が原産で、「イングリッシュラベンダー」とも呼ばれ、本来は薬用、香料用の植物だが、園芸品種も多く、花色には青紫色やピンク、白色などがある。

モナルダ・フィスツローサ (ヤグルマハッカ、矢車薄荷):北アメリカ北東部からテキサス州にかけて分布。

ベロニカ・スピカータ:日本にも「るりとらのお」など20種が自生している。花期は6月から8月ごろ、青色の花が穂状に咲く。

ノコギリソウ(鋸草):葉の形状から鋸草、別名ノコギリバナ(鋸花)、羽衣の故事からハゴロモソウ(羽衣草)とも言われる。