ビオラの花

 ビオラ(Viola)はスミレのラテン語名で、パンジーとの区別は曖昧で、花径5cm以上をパンジー、4cm以下をビオラとすることが多いようです。パンジーはヨーロッパの野生の「スミレ」から改良されたものです。花期は秋から春にかけてで、今頃は湾岸地域でもパンジービオラをあちこちで見ることができます。園芸種の持つ鮮やかな色と多様な形は人目を惹きつけてきました。

 三色スミレの三色は「さんしき」か「さんしょく」のいずれかと問われると、これまた両読み併記で、いずれも可となり、何ともスッキリしません。とはいえ、スミレ科のパンジービオラも寒さに強く、簡単に栽培でき、正月には花が咲きます。開花時期は長く、10月から 翌年の 7月頃までで、日本へは江戸時代に渡来。

*画像は順にバニーイヤーズ、ピエナブラック、アンティークと呼ばれる園芸種