2025-03-13から1日間の記事一覧

続妙高と児雷也

読本の代表となれば、『南総里見八犬伝』。江戸時代の文豪曲亭馬琴が28年もの年月をかけて著した長編小説で、その主題は「勧善懲悪、因果応報」です。悲劇の最期を遂げた里見氏をはじめ安房地方の善良なる人々が数多く登場し、馬琴の意のままに大活躍する実…

妙高と児雷也

妙高市の祭に児雷也は登場しているでしょうか。青森のねぶた祭や盛岡の祭には山車の演題として児雷也が登場してきましたが、私の記憶の中の祭りには児雷也はどこにもいませんでした。でも、近年の観光パンフレットには苗名滝(地震滝)に児雷也の洞窟があり…

ビオラの花

スミレ科のビオラはパンジーと同じく、ヨーロッパや北アメリカが原産で、とても丈夫な花です。パンジーとの違いは花の大きさ。花の直径が5㎝以上のものをパンジー、4㎝以下のものをビオラと区別していますが、その定義は曖昧です。ビオラの和名は「三色ス…

キブシ(木五倍子)の花

「木五倍子」の漢字が読めず、妙に好奇心が掻き立てられるのがキブシ。キブシ科のキブシは雌雄異株の落葉低木で、和名は果実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことに由来します。 *ヌルデの木に出来た虫瘤を五倍子と呼び、染色、薬用に使…

シンビジウムの花

ラン科のシンビジウム(Cymbidium)の和名は霓裳蘭(ゲイショウラン)。私たちが単に「シンビジウム」と言う場合は園芸種の洋ランを指しますが、本来はインドや中国を含む東南アジアを原産とするラン科の植物です。シンビジウムは冷涼で、湿度の高い地域の植…