秋のアネモネ

 最近は霜に強い品種も出回り、秋から春にかけて開花するアネモネもあるようなので、落ち葉の中でアネモネの花を見るのも不思議ではありません。

 アネモネ・シルベストリスは春と秋に咲きます。でも、アネモネ・シルベストリスの花はシュウメイギクによく似ていますから、最初の画像はこのアネモネ・シルベストリスではないようです(シュウメイギクの萼片は6枚以上、アネモネ・シルベストリスは5枚)。むしろ、三枚目の画像の春咲きのいわゆるアネモネとほぼ同じです。四枚目はシュウメイギクに見えるのですが、よく見ると青紫色が花芯近くに見えます。裏側にはこの青紫色がはっきり見えるシュウメイギク秋明菊)で、正確にはシュウメイギク(そもそもアネモネの一種)と原種のアネモネ・ルピコラの交配種で、今が花の見ごろ。園芸種としてはアネモネ・ドリーミングスワンと呼ばれています。

 ということから、私が見た落ち葉の中のアネモネは秋に咲くアネモネ、たくさん咲いていたシュウメイギクアネモネ・ドリーミングスワンだったようです。

シュウメイギク

春のアネモネ

ドリーミングスワン