タマスダレの花(2)

 既にタマスダレについては8月初旬に記したのですが、9月に入り、その美しさが一層目立つようになっています。タマスダレの名は純白の花を「玉」(真珠などの丸い白い宝石)に、棒状の葉が集まっている様子を「簾」(すだれ)に見立てたことに由来します。

 タマスダレの花は直径4-5㎝ほどの純白の花で、花弁は6枚で雄しべは黄色くてよく目立ち、長さ20㎝ほど伸びた花茎の頂点に一つだけ上向きに咲かせます(画像)。

 タマスダレヒガンバナ科の植物なので全体に毒性があります。鱗茎や葉にリコリンというアルカロイド成分が含まれていて、誤食すると嘔吐、痙攣などを引き起こします。

 そんな能書きは横に置き、タマスダレの花を堪能しましょう。