アキグミの実

 アキグミは東アジアからヒマラヤにかけての原野に群生する落葉低木。高さは2~3m。葉の裏は白い鱗片が密生し、風にひらめき、白く見えます。秋には直径が8㎜程の実が熟します。他のグミ類の果実が楕円形なのに対し、アキグミはほぼ球形です(画像)。グイ(とげ)のある実グイミが転じてグミとなり、まとめてアキグミという訳です。

 秋に赤熟する実は甘く、生でも食べることができます。そのアキグミが熟しています。タンニンを多く含むため渋みがありますが、十分に甘さを感じます。子供の頃、裏庭にあったグミの実を食べた記憶があるのですが、それがいつだったかは思い出せず、そのためアキグミだったのかナツグミだったのかわかりません。

*最後の画像はナツグミ