タマスダレの実

 タマスダレヒガンバナ科の植物ですから、全体に毒性があります。「タマスダレ」という名前は純白の花を「玉」(真珠などの丸い、白い宝石)に、棒状の葉が集まっている様子を「簾」(すだれ)に見立てたことに由来します。

 10月中旬になり、その花が終わり、今は緑の実がついています(画像)。実は三つの稜のある蒴果で、熟すと3裂して、 球を4つに縦割りしたような、黒褐色の実が現れます。中には黒い種子が折り重なるように入っています。