タマスダレの花

 タマスダレ(玉簾)はヒガンバナ科タマスダレ属の球根草です。玉簾という和名は、白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことに由来します。南米が原産で、日本には明治時代初期に渡来。日本の風土にも良く適応し、湾岸地域でも半野生化した群落が見られ、画像も半ば野生化したものです。

 タマスダレの花は20cmほど伸びた花茎の頂点に1つだけ上向きに咲きます。純白の美しい花で一つだけでも美しいが、群がって咲く様子も絵になります。花は、日が当たる頃に開き、夕方になると閉じ、数日咲き続けます。

 タマスダレヒガンバナ科の植物なので全体に毒性があります。鱗茎や葉にリコリンというアルカロイド成分が含まれていて、誤食すると嘔吐、痙攣などを引き起こします。

f:id:huukyou:20210827040934j:plain

f:id:huukyou:20210827040949j:plain

f:id:huukyou:20210827041004j:plain