ブラシノキの花

 ブラシノキ(ブラシの木)はフトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木。カリステモン、ハナマキ(花槙)、キンポウジュ(金宝樹)が別名です。オーストラリアが原産のブラシの木は人気が高く、湾岸地域の公園や庭では少し前から開花し、人々の目を楽しませている。赤い花はブラシのように見え、その花の先から枝が伸びるという珍しい特徴がある。

 オーストラリアの乾燥地が原産のためか、ブラシノキは極端な乾燥や山火事のときに実が開き、中の細かい種子が風に飛んで散布される。山火事で焼き払われた土地にすばやく芽を出して、その土地一帯を独占しようというのがこの木の適応戦略である。これはユーカリも同じで、夢の島にはそのユーカリブラシノキが多い。山火事が起きそうにもない夢の島での彼らの戦略は如何なるものになるのだろうか。