クレマチスの花

 クレマチスキンポウゲ科のつる性の植物で、北半球の温帯に多く分布しています。その種類は300種近くあり、日本にも20種ほど分布しているようです。大きな花を咲かせるのが特徴で、品種によって様々な姿を楽しめます。

 カザグルマは日本固有種、テッセンは中国、クレマチスはヨーロッパ。外形からは同じように見え、とてもわかりにくい。花びらに見える萼(がく)が、クレマチスは8枚かそれ以上、テッセンは6枚というのが簡単な見分け方の目安。

 テッセンは中国から江戸時代初期に日本に入ってきたようです。テッセンと近縁のカザグルマは準絶滅危惧。現在のクレマチスは、テッセン、カザグルマなどの原種を交配させた園芸品種です。また、テッセンと呼ばれるものもカザグルマなどを原種とした園芸品種。

 何かややこしいのですが、我流の見立てによれば、画像は最後のものがテッセン、他はクレマチスと思われます。