キンギョソウの花

 キンギョソウ(金魚草)は、金魚に似た小形の花を咲かせるオオバコ科キンギョソウ属の耐寒性多年草(園芸上は一年草)です。公園の花壇や庭先でよくみかける花で、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ3~4センチくらいの唇形をした花をたくさんつけます。花の色は赤や黄、白、橙、桃色などです。草丈の小・中のものは花壇に、大きいものは切り花になります。

 原産地は南ヨーロッパから北アフリカの地中海沿岸です。花の姿を泳いでいる金魚に見立ててキンギョソウの名前がつきましたが、中国名も金魚草です。英名のsnap-dragonは口を広げてぱくりとかみついた龍の姿に例えたものです。フランス語ではgueule de loup(狼の口)、ドイツ語はLöwenmaul(ライオンの口)で、どれもよく似た名前です。

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