トベラの赤い種

 トベラ(扉)はトベラトベラ属の常緑低木で、湾岸地域ではどこにでもあるとてもポピュラーな脇役です。トベラの漢字からわかるように、名前は「扉(とびら)」に由来します。トベラの枝や葉には臭い独特な臭いがあり、節分の時にオニ除けとして扉に挟む風習があったことからこの名前が付きました。

 球形の果実は朔果で、秋に灰褐色に熟し、三つに割れて、真っ赤な種が出てきます。赤い種は粘着性のある液に包まれていて地上に落下しないようになっています(画像)。トベラは常緑の可愛い形の葉と、春にはいい香りがするクリーム色の花をつけます。

f:id:huukyou:20191220044954j:plain

f:id:huukyou:20191220045007j:plain

f:id:huukyou:20191220045020j:plain