トベラの花と昆虫

 トベラ(扉)はトベラ科の雌雄異株の常緑小高木。本州の海岸に自生し、潮風や乾燥にも強いので、公園や街路樹などにも植栽されています。湾岸地域でもあちこちに植えられ、緑を提供しています。トベラの花は最初白いのですが、時間が経つとクリーム色に変化していきます。開花時期は5、6月で、雄花と雌花は違います(画像)。普通に見ていたのではなかなか区別がつきません。

 「扉」と書いて、「とべら」と読むのは、2月の節分にこの木の枝を扉にはさみ、邪鬼を払う風習があり、「とびらの木」と呼ばれていたのが変化したからです。

*ホソヒラタアブの夏型

**ナミテントウの幼虫、ナミテントウは赤地に細かい黒紋、黒地に大きな赤紋、全体が黄赤色など、模様にバリエーションがあるテントウムシで、大きさはナナホシテントウとほぼ同じ。

雌花

雄花

ホソヒラタアブの夏型

ナミテントウの幼虫