メキシコマンネングサの世界

 ベンケイソウ科のメキシコマンネングサ(メキシコ万年草)は帰化植物で、「メキシコ」という地名がありながらも、原産地は不明です。不明なのに、「メキシコ」と冠をつけていて、メキシコから帰化したと言いたいのかと勘ぐりたくなります。植物標本がメキシコで採取されたことから「セダム・メキシカナム(Sedum mexicanum)」と命名されていますが、メキシコやアメリカにはなく、原産地は不明です。メキシコマンネングサの花期は4月~6月。メキシコマンネングサの茎は直立して高さ10〜17cm、葉は鮮緑色で光沢があり、長さ1.3〜2cmの線状楕円形、花は黄色で直径0.7〜1cm(画像)。今あちこちで咲いています。

 メキシコマンネングサの小さな花の世界を見ていると、黄色に満ちた世界に入り込んだような錯覚に陥ります。神秘性と黄色は馴染まないような組み合わせですが、何とも神秘的な黄色い世界です。そんな黄色の世界に入り込んでいるのがホソヒラタアブで、腹部が黄橙色と黒色の縞模様のスマートなアブです。黄色の世界にうまく適応したような体つきで黄色の世界をホバリングしています。