点景のハチとアブを拡大すると…

 キンケハラナガツチバチは「金毛」の名が示すように、金色の毛が胸全体と腹部の各節の後縁にびっしりと生えているツチバチ科のハチ。触角も随分と長いのが特徴です。体は全体的に黒色で、黄色く見える部分は毛が生えていて、そのために黄色く見えます。

 ホソヒラタアブは腹の部分がかなり細くなっているヒラタアブで、産卵は植物の葉の上で行い、産まれた幼虫はアブラムシを食べます。ホソヒラタアブは空中で静止するホバリングが得意で、交尾も空中でホバリングしながら行います。

 ニラの花にキンケハラナガツチバチ、アレチウリにホソヒラタアブ、メキシコマンネングサにホソヒラタアブ(以前に撮ったもの)、それぞれがそれなりに風景になっています。