師走のダリアの花

 キク科のダリア(Dahlia pinnata)の別名は「テンジクボタン(天竺牡丹)」。その名前が示すのは日本のダリア栽培の長い歴史で、1841年の『百花培養集』にダリアについての記載があります。

 ダリアはキク科の草、ダリアに似たボタンはボタン科の木です。ダリアはメキシコ国花で、家庭の庭先を飾る夏の花として普及しました。球根植物のダリアは夏から秋にかけて開花し、大きな花輪と色鮮やかな花色が特徴です。

 画像はすべてコクチョウダリア(黒蝶ダリア)で、大人の手のひらかそれ以上のサイズがあります。ベルベットの様な光沢のある赤黒で、独特の雰囲気を持っています。初冬の景色の一つが陽に光るダリアの花たちです。

*ダリアはメキシコの高原に自生していた花で、18世紀にダリアの原種がメキシコからスペインに送られ、スウェーデンの植物学者アンドレアス・ダールにちなんで名付けられた。日本には江戸時代末期にオランダから持ち込まれ、昭和に入り、家庭の庭先を飾る花として普及した。