秋の終わりに

 今年の秋は短かった。師走に入り、寒さが強く感じられる。平地の紅葉もそろそろ終わりで、外苑のイチョウの葉も散り出している。モミジの方がまだ紅葉した葉をしっかりつけていて、元気である。

 山の紅葉を楽しみながら、街の赤いモミジと黄色のイチョウを見比べるのが私たちの秋の楽しみだった。秋は緑だった葉が赤い葉、黄色い葉に変わり、それらが舞い散る季節だった。色づいた葉たちが野原や歩道を埋め、様々な色合いの落葉で風景を彩ってくれた。そして、厄介な落葉こそ秋の色の重要で欠かせない構成要素だった。今年もそんな色鮮やかな紅葉を天と地で楽しむことができた。

 

色溢れ 落葉重なり 地を飾る