ダリア(dahlia)はキク科ダリア属の草たちの総称。和名は花の形がボタンに似ていることから、テンジクボタン(天竺牡丹)。でも、ダリアはキク科の草、ボタンはボタン科の落葉低木です。18世紀にその種がメキシコからスペインに送られ、品種改良が進みます。日本には1842年にオランダから渡来。「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」は七七七五の都々逸風で、立っても座っても、また歩いても、姿が艶やかで魅力的な女性を花に譬えたものです。
ボタンは樹木、シャクヤクは草。シャクヤクはボタンが咲き終えると、咲き出します。ボタンとシャクヤクは見分け方が厄介です。ボタンの葉は光沢がなく、切れ込みが入っていますが、シャクヤクの葉は光沢があり、切れ込みが入っていません。また、ボタンはほとんどの品種で香りがありませんが、シャクヤクはバラ風の香りがあります。さらに、ボタンの花は花びらが1枚ずつ散り、シャクヤクの花は開花した状態で花の頭ごとそのまま下に落ちます(サザンカとツバキの違いに似ています)。


