ガーベラ(ハナグルマ)の花たち

 キク科のガーベラは「ハナグルマ(花車)」、「アフリカセンボンヤリ」、「ハナセンボンヤリ(花千本槍)」とも呼ばれます。学名はGerbera jamesoniiで、様々な交配種が「ガーベラ」と呼ばれています。南アフリカに自生する燈赤色の小さなキクがガーベラの起源。以後、交雑が重ねられ、イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、オランダなどで多彩な品種がつくられました。日本に渡来したのは大正初期。

 一般的なガーベラを地植えにするのは大変ですが、ガーデンガーベラ ガルビネア(画像)は屋外でも育てられるように改良されたガーベラです。ガーデンガーベラ ガルビネアは耐寒性に優れ、冬に地上部は傷みますが、関東以西の暖地であれば屋外で冬越しができる宿根草で、長年楽しむことができます。

 ガーベラを見て、薔薇より菊に似ているとふと感じたのですが、それが本当かどうか気になり出しました。薔薇と菊という対比は私のような世代には珍しいことではなく、つい大上段に振りかぶり、西洋と東洋の美的センスの違いの象徴だなどと思ってしまいます。そのハイカラな名前からすれば、ガーベラは薔薇族と思いがちですが、南アフリカ原産のキク科の多年草をもとに品種改良された園芸植物。和名のオオセンボンヤリは日本産の同属植物センボンヤリの大型種というところからつきました。

 ガーベラは 菊だと言われ 安堵感 我に広がり 秋が深まる