アキノノゲシの花とそれに似た花たち

 キク科のアキノノゲシ(秋の野芥子、秋の野罌粟)は春に咲くノゲシ(ハルノノゲシ)に似ていて、秋に咲くことから付けられました。春咲くノゲシより白っぽく、一つ一つの花は意外に綺麗です(画像)。開花は9月から11月頃まで。

 アキノノゲシはレタスの仲間で、この属にはレタス、サニーレタス、ニガチシャ、カキチシャなどが含まれます。別名の「乳草」は葉や茎を切ると,白い乳液が出ることから。

*ノゲシの花は日当たりの良い場所でよく見られます。ノゲシは日本には縄文・弥生時代に「史前帰化植物」として入ってきたようです。普通は2月から夏にかけて黄色の花を咲かせます。私たちにはタンポポ似の雑草というのがノゲシです。名前から「野のケシ」を連想しがちですが、ノゲシはケシ科ではなくキク科の植物。レタスを収穫しないと、茎がのびて枝分かれし、黄色いタンポポのような花が多数咲きます。ですから、ケシとは違って、ノゲシは食べることができます。それどころか、ノゲシの苦み成分は安眠によいとされ、イヌリンが入っているため、糖尿病改善にも期待できます。タンポポもキク科。ノゲシは草丈が高く、枝分かれした茎に花をいくつもつけます。タンポポは背丈が短く、伸びた茎の先に花を一つつけるだけです。

*キク科のモモイロタンポポ(Crepis rubra)の別名は「センボンタンポポ」。ヨーロッパ原産で、大正時代初期に園芸用として導入されました。タンポポそっくりのピンクの花を咲かせます。さらに、花も葉もタンポポそっくりで、花の後にはタンポポと同じく綿毛ができます。

(アキノノゲシ)

(ノゲシ)

(モモイロタンポポ)

(タンポポの綿毛)