ウンナンオウバイの花

 モクセイ科のウンナンオウバイは常緑性の低木で、分布域は中国南西部の雲南省貴州省四川省。標高500~2600mの渓谷、森林などに自生する。花が美しいことから広く栽培されている。「ウンナンオウバイ」という名前は雲南省原産で梅の時期に梅に似た花を咲かせることに由来する。名前に「梅」とつくが、梅の仲間ではなく、ジャスミンの近縁種である。ジャスミンの仲間から強い香りを想像するが、ウンナンオウバイの花に香りはほとんどない。日本へは明治初期に渡来。

 ウンナンオウバイの花期は3月~4月で、花期になると、分枝して枝垂れた枝の葉の付け根に花径3~4㎝程度の花を咲かせる。花は平らに開いて、八重咲きのように重なる。株を覆うように無数の花が開花し、樹全体を鮮やかな黄色で染め上げる。花色は黄色のみ。

 一方、オウバイは中国北部から中部に分布する落葉性低木。ウンナンオウバイ同様に美しい花を咲かせ、世界で広く栽培されている。早春の2月~3月に鮮やかな黄色い花を咲かせる。一重咲きの他に八重咲きがあり、花はウンナンオウバイによく似ている。だが、両種には大きな違いがある。ウンナンオウバイは常緑樹だが、オウバイは落葉樹。そのため、オウバイが花をつける早春には葉は落葉したままである。

オウバイ(黄梅)は早春の花の代表の一つ。オウバイの中国語名は「迎春花」、英名は「ウィンター・ジャスミン」。オウバイはモクセイ科の半蔓性の落葉低木で、原産地は中国。ウンナンオウバイ雲南黄梅、黄梅擬き)の方が花や葉が大きい。オウバイの花は古くなると、白く色が抜ける場合がある(画像)。

オウバイ