ヒペリカム・ジュエリーの赤い実

 ヒペリカム(Hypericum)はオトギリソウ科オトギリソウ属の学名ですが、中央アジアから地中海沿岸を中心に世界中に450種ほども分布しています。園芸植物として栽培されているのは低木で、湾岸地域ではキンシバイとビヨウヤナギがあちこちに植えられています。どちらも花色は黄色で、日本でこれまで普及していたヒペリカムです。そこから生まれたのがガーデンヒペリカムで、「ジュエリールビー」はその品種の一つ。コボウズオトギリ(Hypericum androsaemum)をもとにして作出された品種のようです。コボウズオトギリもジュエリールビーも花後は赤い実を付けます。

*「弟切草」の由来

 平安時代鷹匠を生業にしている兄弟がいました。兄の鷹匠は傷付いた鷹を薬草で即座に直すことで評判でした。他の鷹匠がその薬草を知ろうと、弟から巧みに聞き出しました。それを知った兄は怒り心頭、弟をナタで切り殺してしまいました。それから後、その薬草をオトギリソウ(弟切草)と呼ぶようになりました。