フウセンカズラの花と実

 ムクロジ科のフウセンカズラ(風船葛、Cardiospermum halicacabum)の属名は「ハートの種子」の意で、別名はハートカズラ。花より風船状の実を見て楽しむ。熱帯に広く分布し、日本では観賞用に栽培されている。葉に対生する巻きひげで、からみつく。花は直径8~10㎜の白色の小さな4弁花(画像)。果実は丸い風船形で、中は3室に分かれている。

 夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせ、その後に紙風船のような袋状の実をつける。繊細な草姿と実は涼しげで、最近は緑のカーテンに使われている。果実が茶色く熟すと、黒地に白いハート模様の入った丸いタネが3粒入っている。

*画像は10月でも花とまだ緑色の実をつけているフウセンカズラ