ビルの中から外に出ると、傍の花壇にシンビジウム(Cymbidium)がある。そんな風景にピッタリの植物がシンビジウムです。園芸種に共通した、洒落た美しさが感じられ、とても快適な雰囲気を醸し出すのですが、それは野山の植物にもつ感動とは違う美だと私などは思ってしまうのですが、それは私の狭き心の性なのだといつも思うのです。とはいえ、それは綺麗な人形のような美しさであることは確かなのです。
ラン科のシンビジウムは熱帯アジアを中心として、日本からオーストラリアまでの広い範囲に60~70種ほどが分布しています。中でも東南アジア、ヒマラヤに分布するものを交配したものが「シンビジウム」と呼ばれています。確かに人が生み出した美しさなのですが、当然本来の美しさがあってからのこその美しさであることを忘れてはなりません。

