ブラックベリーとブルーベリーの実

 ブラックベリーバラ科キイチゴ属に属し、狭義には栽培種セイヨウヤブイチゴ(西洋藪苺)のことで、米国中部が原産、落葉半蔓。ブラックベリーの結実期は7月から8月上旬。画像は数日前のもので、既に黒く熟した実が見える。ブラックベリーはブルーベリーと比べて果汁が多く、ずっと大きな実をつける。丈夫で育てやすいブラックベリーはほとんど無農薬でつくれ、スペースさえあれば誰でも楽しめる。果実は酸味の強いものと、比較的少なく生食に向くものとがあり、いずれもジャムなどに加工される。

 ベリー(berry)は食用となる果実のことで、イチゴ(ストロベリー)、キイチゴラズベリーなど)、クワ(マルベリー)、ブルーベリーなどがある。ブルーベリーはツツジ科スノキ属の植物で、北アメリカ原産の落葉低木果樹の総称。既に何度も紹介したが、春に白色の釣鐘状の花をつけ、その後、0.5-1.5cmほどの果実ができる。果実は生食のほか、ジャムやホームメイドのスイーツなどにも使え、今ではブルーベリーと言えば誰もが知っている。

 ジャムでさえ学校給食で初めて味わった私はブラックベリーもブルーベリーも知らず、いずれも馴染みのない、いわば未知の植物だった。そのためか、ジャムは羊羹に似たものだった。

ブラックベリー

ブラックベリー

ブルーベリー

ブルーベリー