セイヨウオダマキの花

 セイヨウオダマキキンポウゲ科オダマキ属のAquilegia vulgarisの和名です。画像からわかるように、セイヨウオダマキは不思議な花の形をしています。花弁に見える部分は萼(がく)で、花弁は筒状の部分になります。特徴的なのは花弁の後ろに距(きょ、細長い部分)が伸びることで、独特な花の姿になります。花は5枚の萼と筒状の花びらからなっていて、萼の後ろ側には距が角のように突き出ています。

  セイヨウオダマキ北ヨーロッパからシベリアに広く分布しています。春から初夏にかけ、花茎を伸ばして、長い距のある紫色の花を咲かせます。古くから栽培されているため、交配改良された園芸品種は数多く、画像もそのような一つです。