オダマキは北アメリカやユーラシア、日本などの北半球に自生する多年草。花弁のように見える部分は萼が変化したもので、本来の花は内側の白い部分です。和名は麻糸を空洞の玉のように巻いた「苧環(おだまき)」と花の形が似ていることに由来します。また、花の形が糸巻きに似ていることから、「糸繰草(イトクリソウ)」とも呼ばれます。オダマキは不思議な花の形をしています。特徴的なのは花弁の後ろに距(きょ、細長い部分)が伸びることで、独特な花の姿になります。花は5枚の萼と筒状の花びらからなっていて、萼の後ろ側には距が角のように突き出ています。
セイヨウオダマキは春から初夏にかけ、長い距のある紫色の花を咲かせます。古くから栽培されているため、交配改良された園芸品種は数が多く、画像もその一つです。花の形は独特、色は様々で、よく見るのは青紫です。
ミヤマオダマキ(深山苧環)はオダマキより小さく、寒冷な高山に生える多年草。原種より大きい園芸種が広く流通しており、公園などでよく栽培されています。高山植物でも簡単に栽培でき、単に「オダマキ」といった場合は最も一般的なミヤマオダマキの園芸種を指します。最近はセイヨウオダマキ(西洋苧環)がよく流通しています。
*画像は一重のセイヨウオダマキ、八重のセイヨウオダマキ、そして、オダマキあるいはミヤマオダマキ


