カンナの開花時期は夏から10月中旬。カンナは真夏の炎天下、大きな葉の間から鮮やかな花を元気に咲かせます。カンナはギリシア語で「アシ(葦)」を意味しますが、茎が筒状で、アシに似ていることに由来します。
今のカンナはインディカ種を中心に改良された園芸品種で、俳句の季語は秋。和名は「ダンドク」、「ハナカンナ」。現在の品種の多くは1850年頃からアメリカ、フランス、イタリアなどで、交配を繰り返し、作出された品種。花が大きく、花色も変化に富んでいます。花弁のように見えるのは雄しべが花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立ちません。花弁は緑色で小さく、6本ある雄しべのうち5本が花弁状に発達しています。
日本には江戸時代前期にカンナ・インディカ（Canna indica、和名「ダンドク」）が渡来。
＊画像は真夏の真っ赤なダンドク
