キンシバイ

 有明通りは木遣り橋を越すとキンシバイ(金糸梅)が両脇に植えられている。そのキンシバイが一斉に花をつけ出している。キンシバイはオトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木。中国が原産で、江戸時代に渡来。花の形が梅に似ていて、色が黄色であることが名前の由来である。今では庭木や地覆い用植え込みとして、あちこちに植えられている。
 キンシバイによく似ているのがセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)。別名がヒメキンシバイ(姫金糸梅)。こちらは学名のヒペリカム・カリシナムと呼ばれることが多い。小アジア原産の常緑小低木で枝が垂れ、地下茎を伸ばして繁殖していく。セイヨウキンシバイの花は同属のキンシバイに色は似ているが、それより同属のビョウヤナギの花によく似ている。
 キンシバイヒペリカム・カリシナム、ビョウヤナギは名前はまるで異なるが、同属であり、同じ黄色でありながら、花は微妙に違っていて、少々見分けるのに注意が必要である。最後の画像がヒペリカム・カリシナムで、ビョウヤナギの花に比べ、雄しべが真っすぐに伸び、先端が茶色なのが特徴。

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