モクビャッコウはキク科の半耐寒性の常緑低木で、美しい銀色の葉をもち、薬用植物やハーブとしても利用されています。南西諸島や南硫黄島のほか、東アジアの熱帯から亜熱帯地域が原産で、海岸の岩場に多く自生することから沖縄では「イシヂク(石菊)」と呼ばれています。
茎葉の表面には灰色の軟毛が密生し、枝の先端付近に葉がまとまってつきます。枝はよく分枝して地面を覆うような低いドーム状の樹姿になります。茎の基部は木質化して太くなり、樹高30~50cmほどに育ちます。へら型の葉は多くは葉縁が2~5裂し、葉を揉むとヨモギにも似た香りがあります。秋の終わりから初冬頃にかけて枝先に黄色の小花を多数咲かせますが、地味であまり目立ちません(画像)。
*「モクビャッコウ」の名前は漢字の「木白香」の通りで、木質の株に白い葉をつけて香りがあることから付いたとされています。「香りのある白い木」という訳です。


