ヒガンバナ科のサフランモドキ(ゼフィランサス、Zephyranthes carinata)はタマスダレ(玉簾、Zephyranthes candida)の近縁です。白い花のタマスダレとピンク色の花のサフランモドキは江戸末期に日本に移入されました。タマスダレは寒さに強く、日本の風土に適応し、あちこちで半野生化し、湾岸地域でも群落が見られます。タマスダレとサフランモドキは「ゼフィランサス」と呼ばれ、人々に好まれています。
*サフランモドキは薬用のサフランと思われて名付けられました。ところが明治に入り、本物のサフランが知れ渡るようになり、サフランモドキと改名されました。サフランモドキの別名は「レインリリー(Rain lily)」で、雨が降った後に花が咲き、その花姿がユリに似ていることから命名されました。
サフランモドキもタマスダレも全草が有毒ですが、花を薬用やスパイスとして用いてきたのがサフラン(Crocus sativus)です。サフランが晩秋に咲くのに対し、早春に咲くクロッカスは「春サフラン、花サフラン」などと呼ばれています。花はほとんど地上すれすれに咲きます(画像)。クロッカスはアヤメ科クロッカス属の総称で、最も古くから栽培されてきたのがサフラン。サフランはパエリアには欠かせない香辛料です。
*画像はサフランモドキ(二枚)、タマスダレ、クロッカス、サフラン




