新潟生れの会津八一の雅号は秋艸道人、妙高市の祭りの一つが艸原祭で、いずれも春秋のシバやカヤに関係している。私のように「枯れ薄」に人生の悲哀を感じてしまう昭和世代に対して、最近は侘しさよりは美しさを感じさせるカヤやシバの類が随分と増えている。そのためか、湾岸地域にはススキが多く残り、鑑賞用のカヤやシバも多く植えられ、今はそれらが秋の風情を醸し出している。
既に記したミューレンベルギア・カピラリス(Muhlenbergia capillaris)はイネ科ネズミガヤ属の常緑多年草で、和名はネズミガヤ。乾燥した疎林や森林地帯、サバンナ、山の岩肌周辺などに自生していて、ワイン色の穂が魅力的なグラス。
イネ科のチカラシバ(Pennisetum alopecuroides)はススキに似た大型の雑草で、名前の「力芝」は強靱で根の張りが強く、力を入れても容易に抜けないことからついた。
イネ科のルビーガヤ(Melinis repens)は南アフリカ原産で紅褐色の毛が特徴。和名は英名のRuby grassからつけられています。他のイネ科にはない美しい色合いが特徴です。
*最初の3枚の画像はススキ、エノコログサ、パンパスグラスで、いずれも湾岸地域ではよく見る秋の定番である。




(ミューレンベルギア)

(チカラシバ)

(ルビーガヤ)