ヒマラヤヤマボウシの赤い実

 ミズキ科のヒマラヤヤマボウシCornus capitata、喜馬拉耶山法師)の別名はキイロヤマボウシで、1年を通して花と実を楽しめます。「ヤマボウシ」は丸い蕾の集まりが坊主の頭のように見え、花びらの白い部分が頭巾に見えたことが名前の由来とされています。

 ヒマラヤヤマボウシの実は大きく、小さなイチゴくらいありそうです。ヤマボウシの実もヒマラヤヤマボウシの実も食用になります。

 ヤマボウシハナミズキの区別は簡単ですが、ヤマボウシとヒマラヤヤマボウシの区別は次の特徴により見分けることができます。ヒマラヤヤマボウシは常緑高木で、葉が細長いが、ヤマボウシハナミズキも)落葉小高木で、葉が円いことで簡単に区別できます。ハナミズキの実は暗赤色の核果、ヤマボウシ、ヒマラヤヤマボウシの実は赤い集合果です。