アスターの花

 キク科のアスター(Callistephus chinensis)の和名はエゾギク、別名はサツマギク、アイギク。アスター一年草で、原産地は中国~シベリア。中国で自生していたアスターは18世紀にカトリック神父がパリの植物園に贈ったことで、ヨーロッパでの品種改良が始まり、広く普及しました。日本へは江戸時代中期に伝えられました。花の形が菊に似ていて、枯れた後も散らばらず辺りを汚さないことから、日本ではお供え用の花として広く使われてきました。

 アスターの和名である「エゾギク(蝦夷菊)」は花が菊の形に似ており、北海道の古称である「蝦夷」のような寒冷地域でよく育つことからつけられたという説と、江戸菊という言葉が変化したものという二つの説があります。アスターは夏から秋にかけて、菊の形に似た小さな花を多くつけます。花の大きさは直径3cm前後の小さいものが多く、枝分かれしながらたくさんの花を咲かせます。