「ニゲラ」は学名のNigellaで、ラテン語の「黒い」という意味です。ニゲラの和名は「クロタネソウ(N. damascena)」。ニゲラはキンポウゲ科クロタネソウ属の一年草で、原産は地中海沿岸、西アジア。5月~7月頃に花を咲かせ、草丈は40cm~90cm程の繊細な細い茎が伸びて枝分かれをし、その先に3cm~5cmの軽やかな花を一輪咲かせます。
花は細かく裂けたような柔らかい糸状の葉に覆われ、花弁のように見えるのは萼片で本来の花弁は退化しています。花が咲き進むにつれ、雄しべは広がり、雌しべは曲がりながら伸びていきます。