マツバウンラン(松葉海蘭)の一群

 新型コロナウイルス蔓延のお蔭で、オリンピックは延期になったが、競技施設とその周辺の整備はまだ続いている。公園や歩道が整備され、新しいホテルやマンションの建設もほぼ終わりなのだが、公園の庭や道端には意外に雑草が多く、幾つかは意図的なのではないかと思っている。その一例が辰巳の公園の広場で、整備されたばかりなのに、マツバウンランが一面に咲いていて、これが結構絵になるのだ。

 新築マンションの庭にもカタバミヘビイチゴ(画像は共存するカタバミヘビイチゴ)が目につくほど花を咲かせている。雑草取りをしたくなるのは老人ばかりで、若者たちは気にしていないようで、雑草が適度に生息する空間になっている。造園業者がさりげなく雑草を入れているに違いない。

 さて、一面のマツバウンランは、コマノハグサ科ウンラン属で、草丈は20〜60cm。今が花盛りである。北アメリカ原産の帰化植物で、1941年に京都市で初めて発見された。青紫色の小さな花が穂のようにつき、群生すると美しい。葉の形が松葉、花がウンラン に似ていることからこの名がついた。

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