イネ科のルビーガヤ(Melinis repens)は高さ1m程に成長する一年生、または多年生の草です。ルビーガヤは南アフリカ原産で、和名は英名の「Ruby grass」からつけられています。その綺麗な響きの名前も、穂を見れば納得できます。他のイネ科にはない美しい色合いをしています(画像)。
「枯れススキ」と聞くと、私などは人生の悲哀を感じてしまうのですが、最近は侘しさよりは美しさを感じさせるカヤやシバの類が随分と増えました。湾岸地域にはススキが意外に多く、今はそれが街の風情を醸し出しています。それと並んで観賞用のカヤやシバも植えられていて、それらの共演を味わい、楽しむことができます。
*カヤ(榧)はイチイ科カヤ属の常緑針葉樹、カヤ(茅)はイネ科およびカヤツリグサ科の草本の総称(チガヤ、スゲ、ススキなど)で、私たちが普通「カヤ」と呼ぶのは茅(萱)の方です。春に草原のカヤを焼くことを春の風物詩として定着させたのが妙高市池の平の「艸原祭(そうげんさい)大かやば焼」です。妙高は春の艸ですが、秋の艸を愛したのが有恒学舎(現県立有恒高校)で教えた歌人、書家の会津八一で、彼の雅号は秋艸道人。


