ウエストリンギアの花

 ローズマリーと思って近づくと、何か違うというのがウエストリンギア。ウエストリンギアはオーストラリア原産のシソ科の半耐寒性常緑低木。当初日本では「オーストラリアン ローズマリー」という名前で流通が始まったようですが、近年では「ウエストリンギア」という名称が定着してきました。ローズマリーに比べると枝葉がふんわりと柔らかく、葉色も明るい印象。この二つは別属で、ローズマリーにある香りがウエストリンギアにはありません。ウエストリンギアはハーブではありません。

 一方、ローズマリーは地中海沿岸が原産の耐寒性の常緑低木。ローズマリーの中でも花色が濃く、葉色も深い緑なのがモーツアルトブルー。料理にも利用でき、肉料理やジャガイモ料理に使われ、ハーブバスにすると血行がよく、暖まります。モーツァルトブルーはサンノゼモーツアルト通りに面した育種園で誕生したことから命名されました。

 「似て非なるもの」は植物の世界では何ら珍しいことではありませんが、ウエストリンギアは正に「ローズマリー擬き」なのです。