ツリフネソウ科のインパチェンスの仲間はアジアやアフリカの亜熱帯から熱帯に500種以上が分布しています。日本で古くから親しまれているホウセンカも同じ仲間ですが、園芸でインパチェンスと呼ばれているのはアフリカ東部原産のアフリカホウセンカの園芸品種です。インパチェンスの名前の由来は、ラテン語の「impatiens(我慢できない)」からで、種子が成熟すると果実がはじけて種子を飛散させることによるものです。
画像は真っ白なインパチェンスの花で、静寂の中でこの花だけを見続けていたい気持ちになります。インパチェンスは開花期間が長く、初夏から秋にかけて湾岸地域の花壇で見ることができます。
八重の花は「インパチェンス・シルエット・アップルブロッサム」という長い名前がついています。バラのような八重咲きのインパチェンスは人気があります。夏の暑さに強く、初夏から秋が深まるまで花を次々に咲かせます。
インパチェスの花の美しさに見惚れ、暫し乱世を忘れたいものです。


