ハクモクレンの花開く

 1週間ほど前にハクモクレン(白木蓮Magnolia denudata)の冬芽について記したのですが、3月に入りその白い花が咲き始めました。湾岸地域にはハクモクレンが少なくありません。ハクモクレンの花芽は特に大きく、暖かい毛に覆われ、ゆっくりと大きくなり、今見事な白い花を開こうとしています。

 ハクモクレン(白木蓮)はモクレンの仲間で、私は子供の時からハクモクレンモクレンと思い込んでいました。「木蓮」という名前は「ハス(蓮)に似た花が咲く木」という意味です。子供の頃の私はモクレンを何となく仏教と結びつけていたのですが、それが理由だとすれば、何となく頷けるのです。

 白い清楚な花は新葉が出る少し前に咲き始め、コブシ(辛夷)と違って花弁が開き切らず、卵が立ち並ぶように枝先につきます。花びらは太陽の光を受けて南側がふくらむため、花先は北側を指すことになり、そのことから、「磁石の木」と呼ばれることもあります。

 「マグノリア」と総称されるモクレンは地球上で最古の花木で、1億年以上も前から既に今のような形態だったようです。ツバキ(椿)、ツツジ躑躅)、そしてモクレン木蓮)は三大花木とされていて、既にツバキが咲き、モクレンが花を開き出し、ツツジも早咲きのものは花をつけています。