マテバシイ、コナラ、クヌギ、シラカシ、アラカシなどの実が「ドングリ」と呼ばれています。その中の一つのアラカシの若いドングリについては9月初旬に記しました。アラカシは雌雄同株で、雌花の後にできるドングリは開花した年の10~12月に熟します。今回の画像はその熟し始めたドングリです。ドングリの帽子(殻斗)には5~7重の横縞があります。ドングリはアラカシやアカガシとよく似ていますが、殻斗の横縞が目につき、ドングリに深くかぶさっています。
*ドングリ(団栗、無食子)はブナ科の実のことで、実際にはクリ、ブナ、イヌブナ以外のブナ科の果実を指しています。樹木になるものが果物とされていますので、クリもドングリもリンゴやモモと並んで果物と言うことになります。


