フリージア(Freesia refracta)の花

 アヤメ科フリージア属のフリージアの原産地は地中海沿岸。チューリップやサフランなどと同じ球根植物で、秋に球根を植えると春から夏にかけて色鮮やかな花を咲かせます。その特徴は多様な花色と甘い香りを放つことです。寒さにやや弱く春くらいの気温が最も生長する環境です。

 フリージア属の植物は17世紀中頃に発見され、ヨーロッパに広まり、広く栽培されるようになりました。フリージアの香りの強さはキンモクセイやバラと並びます。花の色によって香りが違い、白色がキンモクセイのような香りを、黄色は甘酸っぱい香りです。