シルバーリーフと頭状花

 妙な取り合わせのタイトルですが、白っぽい色の葉を持つ植物がシルバーリーフと呼ばれています。既にシロタエギクを紹介し、白い葉のハンゲショウも紹介しました。また、昨日述べたのですが、集合して一つに見える花が頭状花です(この頭状花はさらに次の三つに分けられます。(1)舌状花だけ(タンポポ、レタスなど)、(2)舌状花と筒状花(ヒマワリ、コスモスなど)、(3)筒状花だけ(ヨモギ、アザミなど))。

 さて、今日のガザニアはアフリカに18種ほどが分布するキク科の多年草、または一年草です。分布の中心は南アフリカで、低地の砂地から高山の牧草地まで幅広い場所に自生しています。画像はガザニア・アズテックという園芸種です。花期は5月~10月。花期になると株の中から花茎を伸ばし、花径5㎝~8㎝程度の頭状花を咲かせます。
 このガザニアがシルバーリーフをもち、シロタエギクに似て、白くなります。また、はっきりした頭状花はキク科の花に見られる花序の形で、外周で花弁のように見える舌状花と、中心部分の筒状花から形成されている集合花です。ガザニアの舌状花には多くの品種で、基部に特徴的な斑紋が入っています。すぐ近くにハンゲショウも花をつけていて、白い葉が夏至の太陽を反射しています。

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