2023-03-23から1日間の記事一覧

赤の他人の空似

先ずは「他人の猿似」が用いられ、音が近い「空似」が次第に好まれるようになり、江戸後期から「他人の空似」が使われるようになりました。「猿似」は「猿がみなよく似ている」ように見えることからでした。似ている理由がないのに、単に似ていることを強調…

キランソウとその園芸種

金瘡小草(きらんそう)、金襴草(きらんそう)は、いずれもフリガナがないととても読めません。別名が「地獄の釜の蓋(じごくのかまのふた)」、「弘法草(こうぼうそう)」で、これらも一筋縄ではいかない名前です。「金襴草」の名の由来は草むらに咲き広…

椿と桜のツーショット

椿と桜の花が共に咲いている風景は何とも印象的です(画像)。二つの花の期間はずれていても、重なる時期があり、それが今頃なのです。画像は湾岸道路横の歩道で見つけた椿の紅唐子と大島桜のツーショットです。 『古今和歌集』の第一巻にある在原業平の「世…