冬芽ほころぶ

 モクレン科モクレンモドキ属のマングリエティア・インシグニス(Manglietia insignis)の和名は「木蓮擬き(モクレンモドキ)」、別名が「ベニバナモクレン(紅花木蓮)」で、中国名も「紅花木蓮」。画像のモクレンモドキの花は白色。モクレンモドキの花はモクレン、コブシに似て、私たちを虜にするような見事な花。モクレンモドキ、ハクモクレン、コブシの花が咲き、それらが終わると、モクレンの紫の花が咲き出します。

 モクレンモドキ属は世界に25種分布し、インシグニスは中国の西部からヒマラヤ、ミャンマーにかけて分布します。日本には自生せず、そのため、私が花を初めて見たのはまだ10年程前のことです。

 それ以来、3月に花を見るのが楽しみになりました。モクレンモドキの花の色は白にピンクが混じると説明されるのですが、私が見る花の色は白です(画像)。モクレンモドキの花はモクレン、コブシに似て、私たちを虜にするような見事なものです。

 毛におおわれた芽鱗(がりん)に包まれた冬芽(ふゆめ、とうが)は葉を落とした枝についているカプセル状のもので、モクレンやコブシにもついています。冬芽を分解すると、中には小さく折りたたまれた葉や花の蕾が入っています。モクレンモドキのコーヒー色の冬芽は冬の陽の中でとても暖かそうに見えたのですが、その冬芽がほころび出し、花が間近なことを示しています。