瑠璃色のルリチュウレンジ

 チュウレンジバチの漢字表記は「鐫花娘子蜂」で、ちょっと気になる。ハバチの一種で、その名前は雌の成虫が花の茎を彫って卵を産み付けることに由来するようだ。成虫がバラの茎に卵を生み付け、孵化した幼虫がバラの葉を食べることから害虫として嫌われている。その仲間のルリチュウレンジはミフシハバチ科に属し、「瑠璃鐫花娘子」と書かれ、瑠璃色のメタリックな輝きを持っている。このハチは針を持っていない。難しい漢字「鐫」は「のみ」とか「うがつ」という意味がある。「花娘子」の由来ははっきりしない。

*ルリチョウレンジはよく見るハバチで、画像は順に、ピンピネラ・マヨール(ロゼア)とルリチョウレンジ(4月)、エリンジウムとルリチョウレンジ(7月)、オオベンケイソウとルリチョウレンジ(9月)