アカスジカメムシの成虫

 画像からわかるように、アカスジカメムシは黒色に5本の赤い縦条を持つ派手な姿をしている。ノラニンジンなどセリ科の植物の花によく見られ、多数の個体がよく見られる(画像の背景の花もノラニンジンの園芸種)。

 赤と黒のはっきりとした模様は警戒色で、鳥からの捕食を免れるためのもの。国内に生息するアカスジカメムシ属(Graphosoma)は本種のみ。画像はどれ成虫だが、茎や葉ではなく、花に集まる習性があるようである。